全然知らなかったんですが、2018年11月とかにWindows10にクリップボード履歴機能が付いたんですってね。
元々クリップボードの履歴を取っておく機能が欲しくて、フリーソフトのお世話になっていたのですが、いつの間にか、ようやくWindowsの標準機能についたみたいです。
クリップボードの履歴を使う時
そもそも、どんな時にクリップボードの履歴が使いたかったのか。
私は、プログラムを書いているときによく使っています。変数名とかコピペするときに、1個ずつコピーして貼り付けて、またコピーして貼り付けてを繰り返すのが面倒で、まとめてコピーしておいて1個ずつ貼り付けていくとかよくやります。
文章を書く時とかにも、一回書いた物を書き直そうとするときに、念のため書き直す前のものを一時的に取っておきたいけどテキストファイルに保存するまでもないかなっていう時に、クリップボード履歴に置いておきます。
その他、色んな状況で、よく使っています。
Windows10のクリップボード履歴機能の使い方
普段フリーソフトのお世話になっていて、とても便利で慣れてしまっています。
いつの間にか登場していたWindows10のクリップボード履歴機能はどうなのか、1度使ってみました。
使い方は簡単で、「設定」で「クリップボード」を「オン」にするだけです。
一度設定した後は、「Windowsキー」+「Vキー」で履歴画面が表示されます。
履歴は25個保存されて、古いのは消えていくようです。消えてほしくない履歴は、ピン止めボタンで保存できるようです。
ソフトを入れたり設定したりせずに、簡単に使えるので便利ですね。
Windows10のクリップボード履歴機能は使いやすいのか?
完全に好みの問題ですが、使ってみた感想です。
良い点
設定が簡単ですぐに使える
これは非常に良かったです。
スクリーンショットの履歴も保存される
これは、普段使っているフリーソフトにはなかったので画期的だと思いましたが、スクリーンショットをその場で画像ファイルに保存するフリーソフトもあるので、助かる!というほどでもなかったです。
悪い点
ピン止めしても上に固定されない
よく使うものをピン止めして取っておこうとしても、上に固定されるわけではないので、探すのが面倒。
かさばって使いづらい。
1個の履歴が表示領域を大きく取る割に、機能の画面が小さく、使いたい履歴を探すのが難しい。
起動するキーが気に入らない
完全に好みですが、「Windowsキー」+「Vキー」は押しづらい。頻繁に使いたい機能なので、好きなキーを当てたい。
個人的な総評
気に入らない点が強く、使いたいとは思いませんでした。設定などは変更できるのかもしれませんが、設定変更してまで使うかなぁ・・・。という感じです。
Windowsが新機能を付けるたびに、センスないなぁと思いつつ、Windowsは好きです。
個人的におススメのクリップボード履歴ソフト
Windows10に導入されていたクリップボード履歴機能は、使わないつもりですが、普段使っているクリップボード履歴ソフトを紹介しておきます。フリーソフトです。
QTClip
ずいぶん古くからあり、最近は更新されていませんが、Windows10でも問題なく利用できています。
このソフトの好きなところは、
- クリップボードの履歴だけでなく、定型文を登録しておける。
- 起動のキーを好きに設定できる。
- 画面がコンパクトで一覧が見やすい。
の辺りでしょうか。ずっと使わせていただいているので、私の中ではWindowsのメモ帳よりもWindowsの標準機能に近い感覚になってしまっています。
QTClipはVectorなどで入手できます。
QTClipは設定画面で起動するためのショートカットキーを設定できます。
私は「CTRL」+「SHIFT」+「Z」でQTClipが起動するように設定しています。キーボードの左下の方でキーを3つ押すと起動します。
QTClipを起動したときの画面はこんな感じです。
画面に分割バーがあって、上側は固定の文言です。私は、たまに使うけど書くのが面倒な正規表現や、覚えていないパスワード、メールで固定で入れる挨拶などを、固定の文言に設定しています。パスワードを入れるのは、セキュリティ上ちょっと不安ですが、IDとセットにはしないし、これが何のパスワードかは分からないようにしています。
分割バーの下側が、コピーしたクリップボードの履歴です。画像などは入らず、テキストデータのみの履歴です。
固定の文言でも、クリップボードの履歴でも、今コピーしたいものをダブルクリックするか、選択状態で「CTRL」+「C」でコピーできます。
コピーしたら「ESC」で消えてくれます。
画面がシンプルな上にリサイズもできるのでかなり使いやすいです。